はじめに、第63回東京学芸大学美術科卒業・修了制作展/論文発表会を開催するにあたり、ご助力くださった方々に感謝の意を申し上げたく存じます。

 

 本制作展/論文発表会では、美術科の学部生、大学院生がそれぞれの研究室で行ってきた4年間の活動の集大成を発表させていただきます。

 本制作展/論文発表会のコンセプトは、『根っこ』です。この大学生活で、各々が育んだ『根っこ』を感じてくださったなら幸いです。

 

最後に、本展をご覧になることで、ご来場くださった方々の中に多様な美術のイメージが組み上がっていくことを願ってやみません。

 

               運営委員長 数牛勝太

 私たちは東京学芸大学で、美術と教育について学びながらそれぞれ制作や活動に打ち込んできました。この度、学部生・修了生が披露する作品や論文は、この大学で学んできたことの集大成です。それらの根底には、私たちが在学中に育んできた『根っこ』と言うべき土台があります。植物の根は、これから地表に出ようとする芽や花、木の基礎になります。そんな『根っこ』をモチーフに広報用のメインビジュアルを作成しました。このビジュアルは、ひっくり返すと木の様にも見えます。私たちが『学芸大学』という土壌で育んできた『根っこ』が、これから社会に出て、大きな木のように広がり続けるように、願いを込めました。これからこの木に、各々の花が咲くことを願ってやみません。

             企画制作室 メインビジュアル担当

吉岡ちひろ

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